戦国時代を漫画と歴史小説で学ぶ完全ガイド|道三・信長から関ヶ原・大坂の陣まで、どの一冊から入るか

小説

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戦国時代は、歴史まんがと歴史小説がいちばん厚く積まれている時代です。そのぶん「どれから読むか」で止まります。このページでは戦国を四つの区切りに分け、区切りごとに入口の一冊を置いて、値段と長さまで並べました。全部読む必要はありません。自分が知りたい区切りの一冊だけ取ってもらうための地図です。

先に結論を書きます。戦国を通して知りたいなら『国盗り物語』から、関ヶ原で分かれた家の話が読みたいなら『真田太平記』から、江戸へつながる最後までなら『徳川家康』から。入口の値段は本日Amazonで実際に採りました。

迷ったら、この1冊から

最初の一冊は司馬遼太郎『国盗り物語(一)』の電子版(940円)をおすすめします。斎藤道三が油売りから美濃を取るところから始まるので、戦国という時代の「のぼり方」そのものが一巻で分かるのが強みです。四冊で信長の最期まで届くので、全体像を一度つかむ用途に向きます。

『国盗り物語(一)』を電子で読む(940円・9ポイント)

戦国時代を四つに区切る——どこを読みたいのかを先に決める

戦国と一口に言っても、百年以上あります。読む本を選べない原因はだいたいここで、時代が広すぎて「戦国の本」という括りが役に立たないのです。そこで四つに分けます。

区切り中心にいる人この区切りの入口
①下からのぼる時代斎藤道三・織田信長『国盗り物語』
②天下を飾る時代豊臣秀吉大阪城・姫路城を歩く
③分かれる時代真田の親子『真田太平記』
④畳む時代徳川家康『徳川家康』

この四つは、人物で分けているのではなく「何が起きている時代か」で分けています。のぼる・飾る・分かれる・畳む。どの段階に興味があるかが決まれば、本は一冊に絞れます。

①下からのぼる時代——『国盗り物語』で道三と信長を続けて読む

司馬遼太郎さんの『国盗り物語』は、前半が斎藤道三、後半が織田信長という造りです。新潮文庫では四冊に分かれていて、一冊目は道三が美濃を手に入れるまで。身分の低いところから国を取るまでの手順が、ほとんど実務の記録のように書かれています。

この区切りを最初に読むべき理由は、信長が単独で出てきた天才ではないと分かることです。道三のやり方を見てから信長を読むと、あの革新性が「前の世代がすでに始めていたことの徹底」だったと見えてきます。作品の構成とあらすじは司馬遼太郎『国盗り物語』あらすじと結末に詳しく書きました。

四冊を一気に読むなら合本版もあります。電子の合本(一~四)は4,290円(43ポイント)で、通しで読む前提ならこちらが扱いやすいです。まず一冊で合うかを見るなら単巻の940円から入ってください。

『国盗り物語』電子の合本版を見る(4,290円・43ポイント)

②天下を飾る時代——秀吉の城は、読むより歩いたほうが早い

秀吉の時代は、本よりも建物のほうが雄弁です。大阪城は天下を取った側の規模を、姫路城は譲り受けた城が後にどう化けたかを、それぞれ現物で見せてくれます。読む前にどちらかを歩いておくと、この区切りの小説が一段読みやすくなります。

歩く前に読んでおくものは、それぞれのページに置いてあります——大阪城 歴史さんぽと姫路城 歴史さんぽです。姫路城のほうは黒田官兵衛が秀吉に譲ったという経緯から入るので、秀吉を「譲られる側」から見る視点が得られます。

③分かれる時代——『真田太平記』で、関ヶ原を家の問題として読む

関ヶ原は、合戦の勝ち負けとして読むと半日で終わる話です。しかし家をどう残すかの問題として読むと、何年にもわたる判断の連続になります。池波正太郎さんの『真田太平記』は、真田昌幸と二人の息子が別々の側に分かれる選択をまっすぐ書いた長編で、新潮文庫では十二冊です。

注意点は長さだけです。一冊目を読んでも話は途中なので、十二冊ぶんの時間を確保できるかを先に考えてください。入口は電子で970円、紙の文庫で990円。作品の中身は池波正太郎『真田太平記』新潮文庫を徹底紹介に書いてあります。

合戦そのものを一本の小説で読みたい方には、同じ新潮文庫に司馬さんの『関ケ原』もあります。こちらは上中下の三冊で、上巻が電子940円・紙1,045円(在庫あり)でした。

『真田太平記(一)天魔の夏』を電子で読む(970円・29ポイント)

司馬遼太郎『関ケ原(上)』の紙を見る(1,045円・32ポイント)

④畳む時代——『徳川家康』で、戦国の終わり方を見る

最後の区切りは、戦国をどう終わらせたかです。山岡荘八さんの『徳川家康』は全二十六巻という長さで、戦国の本としては最長級。始める前に長さを確認したほうがよい一本ですが、「戦をやめる仕組みをどう作ったか」という問いに、ここまで付き合ってくれる小説は他にありません。あらすじと巻ごとの進み方は山岡荘八『徳川家康』全26巻のあらすじと結末にまとめています。

この区切りを読み終えると、次は江戸です。徳川の天下がどう二百数十年続いたかは江戸時代を漫画と歴史小説で学ぶ完全ガイドへ、戦国の前はどんな時代だったかは南北朝・室町を漫画と歴史小説で読む完全ガイドへつながります。

入口の値段を並べる——どの区切りも千円前後で始められる

本日Amazonで採った、それぞれ一冊目の値段です。ポイントは商品ページの表示をそのまま書いています。

一冊目電子紙の文庫この先の長さ
国盗り物語(一)940円(9ポイント)1,045円(32ポイント)四冊
真田太平記(一)天魔の夏970円(29ポイント)990円(30ポイント)十二冊
関ケ原(上)940円(9ポイント)1,045円(32ポイント)三冊
国盗り物語 合本(一~四)4,290円(43ポイント)—四冊ぶんを一括

並べて分かるのは、入口の値段では選べないということです。単巻はどれも千円前後で、電子と紙の差も百円前後。効いてくるのは一冊目の値段ではなく、その先に何冊あるかです。四冊・十二冊・二十六冊の違いは、金額より時間の違いとして現れます。

紙で揃えたい方は楽天ブックスでも第一巻を確認しました。1,045円・在庫ありで、Amazonの紙とまったく同額です。

楽天ブックスで『国盗り物語 1 斎藤道三 前』の紙(1,045円)を見る

どれから読むか——目的別の三つの順番

①通して知りたい=国盗り物語 → 真田太平記 → 徳川家康。のぼる・分かれる・畳むの順に読むと、戦国が一本の線になります。間に秀吉の城を歩く日を挟むと、②の区切りが体で入ります。

②人物から入りたい=真田太平記 → 国盗り物語 → 徳川家康。真田に関心がある方は多いので、そこから入って構いません。先に親子の選択を読んでおくと、道三や信長の判断も「家をどうするか」の目で読めます。

③長編を避けたい=関ケ原(三冊) → 国盗り物語(四冊)。十二冊や二十六冊に入る気がしないなら、三冊で閉じる『関ケ原』が現実的です。合戦の一点に絞ってあるので、戦国全体を知らなくても読み始められます。

どの順番でも共通して言えるのは、一冊目で合わなければそこで止めてよいということです。戦国は本の数が多いので、相性の悪い一冊で時代ごと嫌いになるのがいちばんの損です。

現代の私たちへ

四つの区切りを並べると、戦国の主役が段階ごとに入れ替わっていることに気づきます。のぼる時代に強い人、飾る時代に強い人、分かれ目で判断する人、畳む人——求められる力が局面ごとに違い、前の局面で有能だった人が次の局面では通用しない。これは組織の立ち上げ、拡大、分裂、安定という流れをそのまま見ているようでもあります。自分がいまどの局面にいて、そこで要る力は何なのか。戦国の本がいまも読まれる理由の一つは、たぶんここにあります(※人物の評価には諸説あります)。

まず費用をかけずに読み始めたい方へ

読み放題や朗読の無料体験から入ると、合わない本に当たっても損をしません。対象作品は入れ替わりますので、気になる本があるかどうかはリンク先でご確認ください。

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結論——「戦国の本」を探すのをやめて、区切りを一つ選ぶ

戦国で本が決まらないのは、本が多すぎるからではなく時代の括りが広すぎるからです。のぼる・飾る・分かれる・畳むの四つから、いま知りたい一つを選んでください。選べたら入口は一冊に決まり、値段はどれも千円前後です。

どれも決められないときの既定値は、『国盗り物語(一)』の電子940円です。道三が国を取るまでを一冊読めば、戦国という時代の仕組みがひととおり分かるので、そのあと自分がどの区切りに行きたいかが自然に決まります。地図を見てから出発地を決めるのではなく、一区間だけ歩いてみて方向を決める、という順番のほうがこの時代には合っています。

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